リサイクルのシルバーとプラチナからなる新しい貴金属
銀製品の元となる銀鉱山での採掘は、劣悪な労働環境だということをご存じでしょうか。
銀は質を落とさずに一生リサイクルが出来るということをご存じでしょうか。
都市鉱山からリサイクルされて作られた銀製品は、全世界でもたったの15%ほどしかありません。 純銀は金属の中で最もアレルギー反応が低い素材です。
"全ての人に心身ともに銀製品を楽しんでもらいたい。"
山梨の老舗ジュエリーメーカーが、長年宝飾品を作り続けてきたからこそ、これからのことを真剣に考え想いを形にした、廃棄された大量の家電製品などからなる、再生純銀素材ブランド " ReAg999(リエージー)" 。
私たちはそのプライドと情熱に共感し、地球環境に優しく、人にも優しい、次世代のシルバーマテリアル "ReAg999" を採用することで、私たちが生きる世界の優しいサイクルに貢献していきます。
シルバーという素材について
銀のあれこれ
・元素記号:Ag
・地球上の総量は約140万トン(金は約23万トン)
・貴金属の中でも金やプラチナに比べて希少性は低く安価
・電気や熱の伝導率、銀の反射率が金属の中で最も高い
・延性や展性に優れており加工がしやすい性質
世界に約140万トンあるといわれる銀は、これまで約110万トンが主にメキシコやペルー、中国などの鉱山から採掘され、その多くが工業用品やアクセサリー、家電製品などに使われました。
資源は有限であるということ
有用性が高く、既に約110万トンもの量が採掘された今でもまだまだ需要があり、今後は急激に希少性が高まる可能性があるといわれています。
銀埋蔵量は世界に残り約30万トン程といわれており、このまま採掘が続けられると、天然資源国の埋蔵銀は2040~50年頃には枯渇してしまうと考えられています。
資源国に匹敵する都市鉱山を持つ国、日本
世界一の埋蔵量国はどこ?
では、銀の埋蔵量 “世界一” はどこなのでしょうか。
実は “日本” と言ったら誰もが驚くに違いないでしょう。
しかし日本は金属資源に乏しく、国内自給率は限りなく0に近いです。
将来的にも未調査の地質から新たな優良鉱床が発見される可能性は低く、鉱物資源は海外に依存しなければならないといわれてきました。
ところが、茨城県つくば市の物材研の調査で「都市鉱山」と呼ばれるリサイクルの対象となる金属量が、世界有数の資源国に匹敵する規模であることが明らかになったのです。
都市鉱山とは?そしてその可能性とは。
大量に廃棄される家電製品や携帯電話など電子機器の中に有用な金属資源が存在しており、それをひとつの大きな鉱山と考えて資源をそこから積極的にリサイクルすることをいいます。
私達の身の回りには豊富な鉱山が眠っていたということになります。
日本の銀埋蔵量を計算すると、約6万トン。
これは世界の約20%にもおよびます。
金属資源枯渇が懸念される中、有効利用を徹底すれば、 天然鉱脈と同等以上になりえるというのです。
資源が少ないと言われていた日本が、いつのまにか資源大国になっていたという、なんとも不思議な話です。
そして携帯電話などから金属を取り出す日本の「リサイクル技術」は、他国と比較しても、世界トップクラスの誇れる技術なのです。
世界各国でも家電からの資源回収は行われているものの、回収過程で有毒な化学物質が発生し、人々の健康と環境が損なわれていたりと、まだまだ適切な処理が行われていない国や地域が多く存在するのが実情です。
今、日本を、そして地球を救えるひとつの手段として、リサイクルシルバーの活用は大変価値のあるものになるのではないでしょうか。
未来のために、地球のためにできることを
都市鉱山の可能性
日本全体で1年間に使用済みとなったスマートフォンやゲーム機などの小型家電製品は、約65万トンに至ると推定されています。
そのなかには金や銀、鉄や銅といった有用な金属が含まれており、金額にすると年間850億円近くに達すると言われています。
廃棄された大量の家電製品のなかに、実は価値ある資源が眠っている「都市鉱山」をいかに有効活用するかは、地球規模の課題です。
リサイクルシルバーの素材となるものは、パソコン、デジタルカメラ、タブレット、プリンター、電話機や FAX、オーディオプレーヤー、レコーダー、スピーカー、カーナビ、炊飯器、ジューサーやミキサー、コーヒーメーカー、ホットプレート、加湿器、除湿機、空気清浄機、電動歯ブラシ、電気カミソリ、家庭用ミシン、各種ケーブル類、リモコン、時計、電子書籍端末などの一部です。
また、銀鉱山の採掘により派生する二酸化炭素の排出量を大幅に削減することが出来ます。
劣悪な労働環境の改善
また、世界的に銀鉱山の労働環境は劣悪とされています。特にボリビアのポトシ鉱山は「負の遺産」と言われており、スペイン統治下で800万人もの人々が働かされ、事故や病気でたくさんの人の命が奪われています。
人にも優しい素材
1. 金属アレルギー
本来、純銀は金属の中で最も金属アレルギーになりにくい素材とされています。シルバー925や950には少量の銅が含まれるため、ReAg999と比較した場合金属アレルギーのリスクが高まります。
2. 抗菌作用
純銀は金属の中で最も抗菌作用に優れており、食器や箸、キッチン用品、銀歯など、多くの業界で使用されることが増えてきています。
3. 耐変色性
ReAg999は、シルバーとプラチナで構成されているため、銅は含まれていません。シルバー925と比べても圧倒的に変色が遅く、変色しても内部まで浸透しないため、お手入れも簡単。
(https://reag999.com/より引用)